Scribble at 2026-05-14 13:27:38 Last modified: unmodified

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アマゾンの洋書カテゴリーでは、商品を安い順番に並べると、このような「出版物と称するメモ帳」が大量に出てくる。画像の下で分かるように、全体で最大限らしき400ページのリストがあるなかで、300ページまで進んでみても、このような724円のメモ帳が延々と並ぶ。どういう理由で724円という価格設定なのかは分からないが、とにかく724円のメモ帳だらけである。そして不思議なことだが、724円のメモ帳を排除するために、左のメニューで「1500~3000円」という検索条件を設定すると、今度は1592円のメモ帳がずらりと並び始める。

先日の落書きで、この件は PHILSCI.INFO で10年以上もたびたび取り上げてきたし、The Guardian だったか BBC だったかのサイトでもマネーロンダリングに悪用されている証拠だという記事まで紹介したことがあるけれど、アマゾンは一向に調査しようとしないし、どこの警察当局もアマゾンに照会しようとしていないようだ。長らく、どうしてこんなあからさまな異常をアマゾンが放置し続けていて、アマゾンで洋書の一冊くらいは検索して買ったことがある日本の学術研究者も、その殆ど誰も話題にしないのか、暇潰しに少しは考えてみたのだが、僕にとっても重大な迷惑でもないから、いまだに落書きでこうして取り上げて不平を書いているにすぎないわけである。

でも、海外のメディアが公開している記事に拘り過ぎているのかもしれない。つまり、これはマネーロンダリングの証拠であるというよりも、すごく簡単な話になってしまうが、アマゾンの単なる嫌がらせではないのか。実のところ、ロング・テールとは言いながら安い商品ばかり漁られても困るのであろう。よって、商品を「安い順番」で並べて物色するような貧乏人には、簡単に検索させて頻繁に検索機能を動かすという負荷をかけられては困る。それに、そういう検索がうまくいけば、ウェブ・スクレイピングと組み合わせて「アマゾンのお得情報」なんていうツイートを自動で回し始めるインプレ乞食どもの餌食になってしまう。

そう考えたら、これはアマゾンが意図的に一定の検索条件で出現させているダミーではないかという疑いの方が強くなる。もちろん、架空の商品を並べたからといって直ちに違法というわけではないし、なんなら本当に注文されたら自社の KDP でいくらでもメモ帳を印刷・製本して配送できる。アマゾン自身がやっていれば、アマゾンがこういう現象を異常と見做して調べようとするはずがないし、当局からマネーロンダリングの嫌疑で問い合わせられても、実情を答えれば済む話だ。

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