Scribble at 2026-03-20 11:39:21 Last modified: 2026-03-20 21:49:19
本日は、朝から(アメリカでは深夜だと思うが)Astral が OpenAI に買収されたという話題への反響が Hacker News で大きいようだ。Astral は Python 用の強力なツールを Rust で開発しており、何かやるにもいちいち謎の upgrade しなくてはいけない pip だとか、あるいは画像生成 AI のローカル環境を構築するときに利用する venv のような Python の仮想環境(とは言っても、これは実体がないという意味での "virtual" ではない。単に PATH が通っている処理系とは別の、生成 AI を実行するシステムが配置されるディレクトリの /venv/Scripts へ入れた Python の処理系を独立に動かしているだけなのだが)のツールを置き換える uv という強力なツールをリリースしている。
それから、Astral がリリースしている他のツールはコード・フォーマットや型チェックに関わるものであり、要するにコーディングの補助ツールとして Rust で開発された軽快に動作するツールというわけである。もちろん、開発が一定の規模を超えると十分に意義のあるものだろう。
だが、Hacker News で見かけるコメントの中には、"Python is a language for monkeys, and if you don't give monkeys good tools, they will forever entangle themselves and you. It is all garbage wrapped in garbage. At least let me deploy it without having to manually detangle all that garbage by version." という冷ややかな意見もある。つまり、巨大なプロジェクトを抱える大手企業にとって有益なツールかもしれないが、それを別の大手企業が買収したていどのことで、何かコーディングやプログラミングにとって本質的に重要なことが起きるわけではないというニュアンスだ。