Scribble at 2026-02-21 19:36:03 Last modified: 2026-02-21 19:38:47
ただいま、アセモグルらの書いた経済学入門を読んでいる。でも、正直なところ期待外れの教科書だ。
これは一例だが、第三章の冒頭で、通勤時間の短い場所にある住宅と遠い場所にある住宅、そしてそれらの価格などという属性を比較して最適化するという経済学の基本的な分析方法を説明している。そして、お膳立てが揃ったところで、住み替える住宅をどのように選ぶのかという話をするのかと思ったら、いきなりハロウィンのキャンデーがどうのという、ぜんぜん別の話をし始めてしまう。正直、多動性なんとかという発達障害の人が教科書を書いたのかと思ったくらいだ。なんで延々と住宅の事例を使って最適化の解説をしている途中で、関係のない話題に変わってしまうのか。
そして、読み進めると似たような箇所が幾つかあって、これは流石に複数人で書いた教科書として編集あるいは監修が杜撰ではないかと思わざるをえない。まるで段落ごとに人が入れ替わって文章を書いているかのような印象を受ける。敢えて言うが、出版するような品質に達していないと思う。マンキューかクレイグマンの入門書にしておけば良かったかもしれない。実際、マンキューはミクロ経済学の教科書を読んだことがあるけれど、こういう奇妙な印象は受けなかった。やはり単著の良さはこういうところにあるのだろう。