Scribble at 2026-01-30 07:45:37 Last modified: unmodified

まぁこんなのは非常に具体的で、些細で、どうでもいいことではあるのだけれど、やはり業務でありビジネスの一部であり、そして僕自身が関わっていることなので、話題にしておくのもよかろうと思う。もちろん、針小棒大な話にしたくないので、この議論からすぐにマネジメントがどうだとか、業務フローとしてどうとか、あるいは仕事としてどうといったことは言いたくないし、言う必要もなかろう。もちろん、読んでいるみなさんも、そういう話の反映として読む必要はないし、そういう大袈裟な話として理解してもらいたくはない。

事情を説明すると、弊社では6年前にコロナ禍へ至ったのと同時期に、メール・サーバを GMail へ移行した。契約としては、Google Workspace の最も安い「スターター」というプランである。当初は会社全体のスタンダードな連絡方法として、メールからチャットへ移行させることと、メール・サーバを単独で(つまりは僕の工数で)運用する手間やリスクを考えると、現状のままでは良くないと考えた。僕の後任として Linux のサーバを構築したり運用できるスタッフが全くいないので、外部のスタッフに委託などすれば余計なコストもかかるし、そもそも社外の人材にロック・インしてしまうのは大きなリスクがある。特にメール・サーバは中身が全く暗号化されていないメッセージなので、もちろん重要なやりとりをメールでやっている役員はいないはずだが、それでも受信する中身を見られる可能性があるだけでもリスクと言える。手放しで運用できる状況へ移行するのは、たぶんコロナ禍で色々なことを変えている時期でなくては難しかっただろうと思う。そういう意味では、会社として的確な判断だった。

そうして6年くらいが経過すると、当初はメールとチャットだけの運用を想定していたわけだが、生成 AI の利用でアップロードする資料が増えるとか、あるいはストレージは別に Dropbox を契約しているのだけど(スターター・プランだと1アカウントあたりのストレージは 30 GB だ。ただし、使える容量は契約単位なので全てのアカウントで合計した容量を一人で使えてしまう)、なぜか Google Drive へ大量のファイルを置いている人が何人かいて、Google Drive の容量が2割ていどしか残っておらず、毎月のようにアラートのメールが送られてくる。

そういうわけで、一つのサービスに依存しすぎるのはよろしくないわけだが、支払っている料金というだけでなく、利用状況から考えると、ゆくゆくは Dropbox を解約して、クラウド・ストレージの運用も Google Drive を利用した方がいいだろうということになる。ちなみに、契約を更新して料金が口座振替で引き落とされる際のキャッシュ・フローへのインパクトを考えると、当時の弊社では年間契約での料金をいっぺんに引かれるのは色々と困る状況だったため、Google Workspace のフレキシブル・プランという月額料金の契約にしていた。

こういう状況から6年が経過して、さてそろそろ Google Workspace の契約を変更してはどうかという話を起案しつつある。一つは、長期的な財務へのインパクトを考えると、年間契約で安くしたほうがいいのは当たり前であって、年間契約の料金を一度に支払うのは一つの「投資」として通る話だろうと思う。もちろんお金がなくては始まらないし、長期的な見通しがなくては受け入れられないだろうが、会社のスタンダードな業務環境になっている Google Workspace について長期的な見通しも投資もしないというのでは、起案する僕自身も会社の将来に不安が生じる。加えて、スターターのグレードも、1アカウントあたりの Google Drive の容量が 2 TB へと桁違いに増えるスタンダードのグレードに引き上げることを提案しようとしつつある。ストレージだけで使っている Dropbox が1アカウントあたり月額で1,500円もかかっているのだから、Google Workspace のグレードをスターターからスタンダードへ引き上げて、月額にして料金が倍になったところで、それでも Dropbox と併用するよりは安いのだ。Dropbox にある大量のファイルを移動させるのに時間はかかるだろうが、せいぜい数ヶ月もあればできることだし、Dropbox の契約を解除すれば長期的に言って財務への負担は軽くなる。

実は、ここまでが話の前段だ。何をここで言いたいかを正確に理解していただくには、これだけの前置きがないといけないはずである。特に、Google Workspace やクラウド・ストレージ、あるいはそれぞれのサービスに異なる料金プランや支払い方法があることなど、なかなか学生、あるいは大学を出ていきなり専業主婦をやっているような方には分からないことも多いだろう。もっとも、別にそういう人々に理解されたくて書いているわけでもないから、わからなければ自分で調べろというスタンスも(当サイトの "philsci" というキャラ設定なら)ありえるわけだが、実はサラリーマンですら、こういうことを知らないし興味もないという人は多い。僕からみて「プロのサラリーマン」と言えるような人材なんて、上場企業ですら1,000人に1人もいないと思うので、会社の財務なんて知ったことかという営業やデザイナーや工場長、いやそれどころか課長や係長級ですら、こういう話をしておかないと意味が分からないという人は意外に多いのだ。なので、学生や専業主婦、つまりは「社会人」と呼ばれていないからといって、何か気後れする必要なんてないわけで、われわれ(僕自身が必ずしも「プロ」のサラリーマンだと言いたいわけではないが)から見れば、三井住友銀行や伊藤忠やキーエンスの社内でふんぞり返っている連中でも大半はスーツを着ているだけのチンピラである。

で、本題は Google Workspace の販売代理店へ、年間契約への変更だとか、グレードをスターターからスタンダードへ変更するとか、そういったことでかかる費用の見積もりを1月20日に販売代理店の問い合わせフォームから依頼し、そして販売代理店からメールで、契約変更の予定月やアカウントの数について質問を受けた返事をして・・・1週間が経過している。

え? と思うかもしれないが、これだけ長い前置きを書いておいて、話すべきことはこれだけだ。見積もりの依頼に返事が1週間ほどないということを言いたいだけである。この状況で議論できることは、もちろん幾つかあるだろう。まず、この状況が特に何の問題もない「返事待ちの状況」だと考えるか、それとも何か重大な状況、つまり相手が返事を忘れているか返事したつもりになっているか、それとも見積もりを作ることすら忘れている可能性だってある。いや、本来なら問題のない返事待ちの状況だとしても、正式な見積もりは販売代理店ではなく Google 本体へ打診しないと正確な内容が決められない事情があって、Google からの返答をそもそも待っているからなのか、それとも応対する人物とは別の見積もりを調べたり計算するスタッフが別にいて、その人物の業務が逼迫しているとか、返事しようにもできないということだって考えられる。

ただ、標準的なビジネスの慣習から言えば、何らかの依頼を受けてから3営業日を超えて何の応対もしないというのは、僕らの感覚からすると「異常」である。これが、業界によって5営業日くらいはいいとか、そういうことはあるかもしれないが、いくらなんでもネットのサービスにおいて1週間は長い。いや、本当に返答するまでの手間として1週間ていどかかるのだとしても、3営業日後に進捗なり「Google 本社からの返事待ちのため、もう少々お待ち下さい」といった暫定的な返答を送るものだろう。

もちろん、僕の方でも本日(つまり金曜日)まで待って返答がなければ、新しい週だし新しい月に入るので、翌週の月曜日である2月2日には「この件、どうでしょうか?」といったていどの軽いジャブを打ち込む予定ではいる(ちなみに、返答が「スパム」扱いになっていないかどうかを確認するなんてことも、こちらではやるべきだ)。こちらは、とりわけ急いでいるわけではないから、相手を急かす意図もないし、困惑したり怒っているような態度を見せるつもりはない。が、もし対応を完全に忘れているという、ありえる最悪の可能性を考えたら、何も確認しないというのは、こちらの対応としてもまずい。これは、もちろん社内でも同様のことは起こり得るからだ。部下に何かを依頼して1週間も進捗の報告がない場合、急いでいなくても週次の会議で「この件はどうですか?」くらいは聞くものだろう。それと同じである。

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