Scribble at 2025-09-04 17:29:44 Last modified: 2025-09-09 08:22:58

弊社でも、「人生100年時代」みたいな調子で、シニア向けの起業支援とかを始めている。もちろん僕もあと数年すれば還暦だから、幸運にも80歳くらいまで生きられるなら、それまでの収入を得る手段を考えなくてはいけない。年金ネットというサイトで調べると、僕が65歳からもらえる基礎年金は月額で4万円、厚生年金は月額で5万円ていどだ。これでは生活どころか、いま住んでいる部屋の家賃すら払えない。

ということで、これまで会社で20年くらいにわたって担当してきた、個人情報保護や情報セキュリティ・マネジメントに関わる実務とか法令の解釈について、あるいは研修や文書管理のシステム開発にかかわる設計上の知見などをまとめて、それなりに活用できるようにしたいと思っている。

弊社で起業をサポートしているような人々、つまり大企業や上場企業を退職して、翌月から経営コンサルを名乗って退職金で事務所を借りたりしている人々というのは、まぁ僕らは情弱やヘタレを相手に儲けている側だから偉そうなことは言えないが、いやはや困ったものである。おおよそ、上場企業や大企業を退職した99%の人間は、はっきり言って名刺で仕事をしていたようなクズのサラリーマンであって、30年のキャリアがあろうと30年のあいだ鼻くそをほじくっていたにすぎない経験で、他人様の会社をコンサルティングなんてできるわけがない。いや、それどころか自社のコンサルティングすら不可能であろう。僕は、それこそ小学生の頃から「インチキ経験主義」と呼んで、その手の妄想だけで自分の経歴を過大評価しているサラリーマンや大人を馬鹿だと思ってきた。それこそ、ここでは何度も繰り返している自己欺瞞である。経験を経験として蓄え、活用し、積み上げることにも努力を必要とする(才能だけでそれができる人もいるだろうが、そんな例外的な人間など社会科学的にはどうでもよい。僕は、文化や社会についての「進化論」と称する俗説が、おうおうにしてサイコパスや発達障害を gifted や talented などとして祭り上げるのは危険だと思っている。なので、凡庸であることを馬鹿にしたいわけではない)。

ただ単に漫然と生きて仕事をしているというだけでは、はっきり言って何の知見も経験も得ていないのである。特に、大企業や上場企業なんてところは社内ルールや社内の習慣が法令すら蹂躙する傾向があるので(いまでも多くの大企業では各種の差別が横行している。「ダイバーシティ」だの「女性の活躍」だのと、わざわざ大声をあげている企業に限って、大声を出さざるを得ないほどの醜悪な慣行があるのだ)、そういうところにどっぷりと浸っていたような人間が、マネジメントの教科書を読んだり、中小企業診断士の資格をとったくらいで、他人様の企業をコンサルティングできるなどと考えるのは身の程知らずもいいところだ。

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