Scribble at 2025-09-02 07:21:23 Last modified: 2025-09-04 16:50:25

5年くらい前から、つまりコロナ禍に入ってから、弊社でも電子署名を利用した契約書を活用するようになり、そして俗に言う「e-文書法」(重要電子計算機に対する不正な行為による被害の防止に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律〔令和七年法律第四十三号〕)の施行という事情も重なって、多くの企業でも電子的な手続きによる文書の活用が進んでいることだろう。

こうなってくると、生成 AI のように分かりやすい事例だけではなく、そもそも「業務にコンピュータを利用する」という、かなりプリミティヴと思えるような段階あるいは範囲の話まで含めて、そもそもたいていのサラリーマンにコンピュータを適切に運用するスキルなんてあるのかという疑問を抱かざるを得ない事例に突き当たる機会も増えている。

最も多いのは、電子契約を締結する際に相手方へ送付するメールを見つけられないときに、「迷惑メール」のフォルダに入っていないかどうかを確認するという発想のない人が、非常に多いということだ。これは、確かに家族や同僚とメールのやりとりをした経験しかない人であれば仕方のないことではあるが、メールという配信システムのフロント・エンドを運用しているという自覚や意識があれば、リスク対策なりトラブルが起きたときの対応の一つとして知っているのが当然の常識であろう。だが、パソコンを使っているユーザに、電子メールをそういう観点や脈絡から理解している人など100人に1人すらいないというのが現実だ。

しかるに、弊社のように地方の情弱・・・もとい、地方で活力ある事業を展開されている個人事業主を相手にサービスを提供している企業では、「顧客対応」とはすなわち事実上のパソコン教室なのである。そして、困ったことにこの構図は、僕らのように40年以上にわたってパソコンなりネットワーク通信なりシステム開発に携わってきた、一定の経験と知識と技術と感性をもつ人間からすれば、社内において社長から新卒まで同僚を相手にする場合でも同様である。

[追記:2025-09-04] ちなみに、その電子契約書の締結を依頼した取引先だが、8月17日に依頼して、9月4日の現時点ですら、書類を開いてすらいないようである(GMO サインの管理画面で、電子契約書の署名ページにアクセスしたら、こちらの管理画面でログが記録される)。営業によると「リテラシーのない方で」などと、いつものような説明をするしかないようではある。そもそも、サービスを提供する弊社が新聞社や電通と情報を共有するから NDA を締結したいと要求して、特別にこういうことを対応しているのであるから、特別なことを要求するからには自分自身が対応できなくてはいけない。でなければ、「NDA とか、言ってみたかっただけやろ?」という、小学生が覚えたての「相対性理論」とか「キャバ嬢」みたいな言葉を嬉しがって使っているだけということになる。まぁ、凡人のやることなんて、そういうものではあるが。

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