Scribble at 2025-04-03 23:06:53 Last modified: 2025-04-03 23:10:44
会社の問い合わせフォームで受けたメッセージは、弊社で Google Workspace を利用し始めた頃から Webhook で Google Chat のスペース(昔は「ルーム」と呼んだ)に通知している。その仕組を構築して、メッセージを投稿するための条件を決めているのは僕である。いまのところ投稿する(つまり経営会議のメンバーがメッセージを読めるように投稿する)ための条件としては、ブラックリスト方式を採用しており、条件に当てはまるメッセージはウェブ・サーバに暗号化して保管するだけにとどめて、それ以外を Google Chat のスペースに通知している。
ブラックリストの条件は、UA 文字列と、メール・アドレスのドメインとに禁句があるかどうかだ。たとえば、UA 文字列に "HeadlessChrome" が入っている場合は、Chrome の自動処理で送信しているので、恐らくは闇雲にリストを処理しているだけだと思う。弊社にこそ対応してもらいたいという、人間としての意志を感じられないのだから、相手をするのは僕が書いたプログラムでよかろう。人間様が機械(並の誰か)の相手をしてやる道理などない。あるいは、"auto-former" といった文字列も、大量のメール・アドレスを使ったリストで自動処理するオンライン・サービスなどのプログラムなので、これも投稿は受け付けるがメッセージは社内に通知しない。
それから、今月から問い合わせの本文も検索している。理由は、よほど古い情報の名簿屋を利用しているのか、既に退職した社員の氏名、いやそれどころか亡くなっている人物の氏名に宛てて営業メールを送ってくる無礼者が後を絶たないからだ。もちろん、そのようなメッセージは弊社の誰にとっても不愉快なことであるし、そんな古い情報、しかも名簿屋のデータベースを利用して営業してくるような馬鹿を相手にする必要はない。
そして、これも多いのだが、問い合わせた人間のメール・アドレスと、営業文句としてコピペしている文面に書かれたコーポレート・サイトのドメインが違うという事例も多い。これは、どちらかが営業代行業者か、あるいはコーポレート・サイトの URL と称していながらリダイレクトしている計測目的のサービスのドメインなのだろう。いずれにしても、そういうものは(短縮 URL にも言えることだが)リダイレクト先が正当なサイトである保証がないのであって、弊社のようなプライバシーマークの使用を許諾されている事業者が対応するような相手ではないのである。偉そうかもしれないが、これは弊社のステークホルダーの資産を守るためにやっていることであり、法的には十分に正当な対応である。ああ、あとついでに、俺は偉いからでもある。