Scribble at 2025-01-05 08:49:30 Last modified: 2025-01-05 08:49:40

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海外のメディアを購読しようと思っていて、いっときは Aeon を購読(というかアメリカの制度としては寄付に該当する)していたのだけれど、殆ど利用していなかった。そらそうだ、あそこはエッセイのメディアであって報道機関ではないから、暇潰しにアクセスするのが関の山だからである。いかに哲学っぽい話題が多いからといっても、ここでは何度も繰り返しているように、哲学っぽい話題に関わることが philosophizing していることになるという自意識は、もうそろそろ通俗出版社の無能な学卒編集者が思い込むていどにしておいたほうがいい。プロパーにおいては、もう21世紀にもなって、こういう恥ずかしい自意識で他人にものを教えるというのは、哲学教員としてのコア・コンピタンスに欠けると言わざるをえない。

さてしかし、既に書いたように The Atlantic を購読したいとは思ったのだが、月額料金での購読ができないため、いちどに2万円近くのインパクトがあって、なかなか手が出しにくい。もちろんクレジット・カードの決済だから、僕の銀行口座からいちどに大金が引き落とされるようなことがないので、キャッシュ・フローへのインパクトなんて無いも同然なのだが、実はこういう「ないも同然」に思えてしまう人が多かったからこそ、2008年のサブプライム危機が起きたわけであったということを考えたら、そう気軽に実質的な借金をしてまでメディアを購読する気にはなれない。

ということで、The Guardian の購読プランも見ていたのだが、これも月額で2,500円くらいはかかる。年間だと2万円以上になるのだから、これもちょっと無理があるな。それにしても、いちばん左のプランは "Regular dispatches from the newsroom to see the impact of your support" なんて書いてあるが、広告を見せられてまで記事を有料で読みたいとは思わないね。それに、そもそもこの書き方だけだと、paywall が解除されるのかどうかも分からない。こんなあやふやな表現の購読プランを選択する気は毛頭ないね。

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