Scribble at 2024-10-29 19:43:29 Last modified: 2024-10-29 23:04:32
京大の大塚氏が教授として移籍するという大学が認可を受けて正式に発足するという。他に、出口康夫氏も加わるというから、統計に強い哲学者を集めたという可能性はあるけれど、あの「哲学担当取締役」をしていたエロアニメおたくもいるらしいので、他にも人選の基準はあったのだろう。なんにしても、哲学プロパーの多くは生暖かい眼差しを送っていることとは思う。もちろん僕も、そもそもドワンゴと日本財団が設立する大学ということなので、そのうち「美しい日本講座」とか「韓国を叩き潰すテクノロジー」とか「女系天皇に反対する法律学」とか「純粋日本人のための考古学」とか、そういった授業を始めるのだろう。それぞれ、もちろん京大准教授とか、あるいはエロアニメおたくもいちおう東大の HPS 出身なわけでアホじゃないんだから、とっくに分かったうえで赴任されるのであろう。
ちなみに、おちょくる以外のポイントで書いておくと、この手の「大学」だけでなく、いわゆる「プログラミング教育」や「コーディング教育」なんてものに胡散臭い IT 企業とかが文科省と一緒に関わっていたりするのも、簡単に言えばこのような学校は大学を名乗っているだけの HAL やデジハリなのであって、IT ブルーカラーを市場へ供給することが目的であり、他の業界・業種との人材の奪い合いという事情がある。こんなことは、GAFAM の経営者が誰一人としてコミュニティ・カレッヂや専門学校の出身ではないという明白な事実からも分かるだろう。プログラミング教育を受ければ当家の坊っちゃんでも日本のジョブズやゲイツになれるなんていうファンタジーをいまだに信じている都内の東大学卒程度のクルクルパーの主婦は減ったであろうが、いまでも田舎には似たような錯覚を抱いている人はいるだろうし、自宅に引き籠もって X でヘイトをバラ撒いてるようなやつでも大学にいけるというのなら、飛びつくのであろう。