Scribble at 2024-06-26 10:20:01 Last modified: 2024-06-26 10:23:41
個々の文章を読んでいるかどうかはともかくとして、少なくとも挿絵や図案などの設計とかデザインについて検討したり吟味する基準だとか観点をもつかどうかは、プレゼンテーションなり出版・編集に携わる者であれば必須だろうと思う。
ただ、残念ながら編集に従事している人々の大半は、編集専門のスクールを出ていてすら、こうした知見や知識が欠けているとしか思えない無教養な連中であって(いまどきの編集者って、おもむろに1文字だけ見せられて「何級」のサイズなのか分からないらしいね。ポイントという単位しか知らないという以前に、文字のサイズという絶対音感のようなものがない無能が編集をやってるなんて、まったく困ったことである)、いまや InDesign で版下を制作するていどなら、僕らのようなキー・パンチャーやレタリングやデザインや編集の経験があってなおかつ科学哲学者という人間にとっては、屁をこくよりも簡単な作業だ。少なくとも、僕には出版社から声がかかることなんてないし、こっちも編集のスキルや知見すらない出版サラリーマンどもと仕事をするなんてお断りだが、そもそも編集者なんて必要ないのだ。