Scribble at 2023-11-12 19:21:00 Last modified: 2023-11-15 07:58:31
僕は院生の頃も学会の準備とか手伝いは経験がなかったし、学会そのものへも参加した経験が少ない。せいぜい、かつてあった京都科学哲学コロキアム(現・京都現代哲学コロキアムだが、公式サイトは2017年で更新が止まってしまっている。単にサイトの更新が止まっているだけなのか、あるいは活動そのものがないのかは、もう僕はコロキアムのメーリング・リストから弾き出されてしまったので分からない)に参加しただけである。Michael Dummett が来日した頃だ。その頃は神戸大にいたので、森先生と参加していた覚えがある。でも、竹尾先生がダミットに質問して "it's a big question" とあしらわれていた印象しか覚えてないのが気の毒だ("that's" でないニュアンスは、まさか英語しか取り柄がない分析哲学プロパーの諸兄ならおわかりだろう)。
で、そんな些事はどうでもいい。こういうカンファレンスに参加した経験が乏しいので、どうもこの手の出版社が出品する意図がわからないのである。プロパーが集まるカンファレンスなのであるから、出品される書籍なんて誰でも知ってる筈だろう。その場で始めて見つけて買うなんてことがあるんだろうか。アマゾンでも見ているだろうし、大学の出入り業者とかもカタログを置いていく筈だ。ひょっとして、これって書籍として買うというよりも「色紙」として買う(要するに著者本人と面識をもちたいという)ためのものなんだろうか。