Scribble at 2023-01-09 12:37:42 Last modified: 2023-01-10 00:21:54

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Thousands of scientists publish a paper every five days (2018)

タイトルには含まれていないが、2018年のコメントなので念のため括弧に入れておいた。

日本でもよくあることだが、俳句一首を「学術研究の業績」としてカウントしている豪快な文学部の教授とかがいたという話を都市伝説のように聞くことはあるけれど(たぶん『文学部唯野教授』が流行った頃にできたデマだろうとは思うが)、その数が莫大な分量になっているという事例までは知らない。1年間に72件以上の業績を数えているとは驚くべき多作だが、しかしシェラハとかエルドスのように共著者としてカウントされて膨大な点数になってる人もいるわけなので、別に多いというだけで不正を疑っていいわけでもない。実際、このコメントでも物理実験で参加した membership を表すだけの共著者は除外されている。

で、まぁ簡単に言うと中国人と韓国人が怪しいと言ってるわけで、これは5年前の記事だから、いまならついでにインド人も加わるのだろう。もちろん、これは人種差別ではなく事実であろう。僕だって不正の大半はその辺の連中だと思ってるけれど、しかし他方で並外れた人材がたくさんいることも事実だから、一概に国としてどうこう言えるわけでもないのだ。あと、材料工学では井上明久氏のように日本の「ブラック大学」として有名な東北大学の研究者が紹介されているけれど、もちろん同じ資料を複数の論文で使いまわしたり同一の論文を複数の学術誌に二重投稿したりと、色々なことが指摘されているので・・・まぁ雑感として「アジア人」が不正をはたらいていると偏見を持たれてもしょうがないわな。

で、そういう「多作」な人々に理由を聞いたところ、"Common themes were: hard work; love of research; mentorship of very many young researchers; leadership of a research team, or even of many teams; extensive collaboration; working on multiple research areas or in core services; availability of suitable extensive resources and data; culmination of a large project; personal values such as generosity and sharing; experiences growing up; and sleeping only a few hours per day." という回答があったそうな。

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