Scribble at 2022-08-21 12:15:28 Last modified: 2022-08-21 12:18:48

土木計画学の分野において事例研究を目にする機会が増えてきた.しかしそれらをどう評価するかという方法論はほとんど議論されていないのが実状である.本論考では,土木計画学と同様の実践科学である政策科学や経営学において事例研究を論じた方法論研究,およびパースが主張したアブダクションの概念を参照しながら,新しい理論仮説構築に寄与する事例研究の方法論について議論する.また,ショーンが唱えた技術的合理性と省察的実践という観点から,社会における被災者支援団体の役割について,事例から仮説を構築する過程を示し,今後の土木計画学領域における事例研究の望ましい扱い方や評価軸を示す.

土木計画学における事例研究の方法論確立のための検討

それこそ30年以上も前から、都市計画論や土木工学にアマチュア科学哲学を乱暴に持ち込む人たちがいたのは十分に知っていたのだけれど(それどころか日本では物理や経済でも、マルクス主義の形式的な正当化や延命を意図して、論理実証主義=かつてブルジョワ哲学として彼らに排斥されたアレを組み合わせる人がいたりする)、いまだにこういう論説も出ていたのは驚きだ。もちろん、これは磯崎新氏などの「現代思想家」によるポストモダン建築といったセゾン=博報堂系のパフォーマンスとは違うにしても、いちいち土木工学の理論を定式化するのにパースだアブダクションだと言う必要はない。勝手に参考文献に並べておけばいいだけのことであって、これはどう考えても academic name-dropping の一例であろう。

ていうか、記述論理も知らないようだけど、適当に vivification とか言ってんじゃねーよって思うけどな。僕らはウェブの技術者なので OWL とのかかわりで、それなりのレベルの技術者であれば離散数学などと一緒に基礎知識の範疇なのだが、まさか橋を渡すのに記述論理が必要なのかと問われても困る。

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