Scribble at 2022-08-09 13:22:59 Last modified: 2022-08-10 10:21:15
2020年に神戸大を退職された渕野昌氏のサイトで公開されている数理論理学の資料なのだが、ほんとに板書のキャプチャーとは驚きだ。こういう、恐らくご本人は大真面目なのだろうけど、愉快なところに惹かれる。幻冬舎などというゴロツキ出版社に引っかかってインタビューを受けてしまうところなど、軽率と思われるようなところもあるが、数学者にはよくあることだ。あと、翻訳についてる解説なども含めて、論理学の初等的な説明が非常に丁寧で、実際に一つずつ段階を上がりながら理解していけるような書き方を苦心されている様子が分かるのも好感がもてる。僕が神戸大のドクターだった頃には着任されていなかったので、全く接点はなかったけれど、そのまま OD とかで残ってたら学部の授業とかに混ぜてもらっていたかもしれない。