Scribble at 2022-08-08 12:52:24 Last modified: 2022-08-10 10:26:24

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安倍元総理大臣の死去にあたり、一部の教育委員会が弔意を示す半旗を掲揚するよう学校に通知していたことについて、磯崎官房副長官は、どう対応するかは自治体で適切に判断すべきものだという認識を示しました。

“安倍元首相死去で半旗掲揚 自治体で適切判断を” 官房副長官

もちろん、この発言そのものが各自治体の教育委員会に対する牽制になっていて、教育委員会のメンバーも(たいていは元教育者でも人格者でも良い親でもなんでもないので)同じような牽制球を各学校の校長に投げて知らん顔をするわけである。

今年も、最大の外圧ショックであった原子力爆弾が投下された日を迎えた。恐らく過去においても、こんな風にして本当に適当かつ出鱈目に他人の発言した無責任な牽制の応酬ゆえにか戦争が起きて、大量の同胞や外国の人々が本当に馬鹿みたいな理由で死んでいったわけだよ。何の戦術的な意味もない突撃とか、単なる精神論の長距離行軍で餓死したとか、「犬死」や「無駄死に」と言いたくないからこそ、靖国神社なんていう〈イベント会場〉で愛国パフォーマンスを毎年のように演じている。

保守を自認する人間として言うのは奇妙かもしれないが、あんなもんは全くの茶番だよ。戦争で亡くなった、日本人どころか、アメリカ人や中国人や朝鮮人やロシア人や東南アジアの人々に対しても、戦争時の行為だけでなく、長年に渡って中身のない踊りを踊るだけで愚劣な性根を反省しもしなかった〈戦後の歴史〉について、大いに恥じるべきだ。まったく、凡人の無邪気さほど人を簡単かつ大量に殺してしまう愚かさというものはないね。

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