Scribble at 2021-11-17 09:46:29 Last modified: unmodified

The Monist で見かけた論文で(Vol.76, No.2, April 1993)、Piers Benn が残した論点として紹介している第一人称と第三人称の関係は、確かに独立の議論として展開できるくらい重要だし、死〈について〉の考察では避けて通れない筈だと思う。僕も当サイトで "FPV" などと簡単に書いているけれど、それが本当のところ自分自身の死に際して何を意味しているのかを、前もって正確に理解できるのかどうかは不問のままとしている。もちろん、それは重大な自己欺瞞だ。およそ哲学の論説は(哲学と呼ばれている成果の集積それ自体についても同じだと思うが)常に修正や更新を必要としているため、そうした自己欺瞞があれば尚更、可能な限り改められてしかるべきであろう。もちろん、その予定にはしている。

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