Scribble at 2021-07-30 15:59:33 Last modified: unmodified

〈解説に代えて〉情報圏の構築に向けた複数のアプローチ――フロリディの情報論とネオ・サイバネティクス

フロリディの著作の「あとがき」という文章についてと言うよりも、寧ろ VSI の一冊が、こんどは勁草書房から出版されることについて書いておきたい。話は簡単だ。つまり、VSI を出版している Oxford University Press は、VSI のタイトルについて翻訳権を〈バラ売り〉していることが、これではっきりしたということである。岩波書店、丸善、そして勁草書房、たぶん今後も別の出版社から VSI の翻訳が出てくる可能性もあるだろう。そして、もちろんそれらが同じ出版社から同じ体裁の訳本として発行されなくては〈ならない〉などと言うつもりはない。ただし、たとえば第二版が別の出版社から別のタイトルで発行されるような場合は、別の出版社から発行された VSI の翻訳の第二版であることを、相当に目立つような仕方で明記する責任があると思う。現今の出版社に、そんな矜持があるのかどうかは知らんがね。

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