Scribble at 2021-07-07 18:07:31 Last modified: 2021-07-09 11:39:14
今回、お荷物な社員について尋ねたのに、複数の人事部門の責任者・担当者から「不本意ながら、お荷物な社員が大量に生まれている最大の原因は、人事部門にあります」という率直な反省の弁を耳にしました。
人を受け入れる入り口なんだから、人事の採用方針が駄目なら会社が下から腐っていくのは当然だ。そして、人事が腐る原因の一つとして、もちろん腐った経営方針への忖度があろうから、もとを正せば他の話と同じくトップ・マネジメントに原因があるとも言えよう。
さて、他の4つの条件を見ると、おおよそ「無責任」というキーワードで片付くのではないか。ちまたでは責任感を求めるために、子供向けの日本語というか、「ジブンゴト」といった広告代理店のコピーライターとかが好んで使う奇怪な日本語で表現して事態を軽く扱おうとする雰囲気があるけれど、要するに責任感がないということは、会社のパフォーマンスを低下させたり会社の資産を浪費するということなので、非常に軽微で些細だとは言え、或る意味では「背任的」とも言えるのだという自覚が求められるのだろう。正直言って、成人した社会人になんでそんな幼稚園児をあやすような言葉遣いで気を使わなくてはいけないのか。組織の決まり事は守りましょう、決まった手順に従いましょう、あるいは成果が目標に届かなかったら自分に何ができるかを考えましょうといった話でしかない。
したがって、よく新入社員にサラリーマンとしての教養を求めるとか言って経済学とか為替理論とかの本を読ませる会社があるのだけれど、そういうことは逆効果だ。証券会社や商社ならともかく、大多数の会社で実際に自分たちがやってることとかけ離れた事情の理屈ばかり覚え込んでも、成果が出ないたびに「リーマンショックがー」とか「コロナ禍でー」などと、責任転嫁の屁理屈をならべるのが上手い社員にしかならないだろう。