Scribble at 2020-12-12 10:32:22 Last modified: 2020-12-12 10:35:48

添付画像

STAP細胞のときも日本の科学哲学、いやそれどころか STS とか「科学論」と雑にまとめられてるような界隈の人々すら殆ど発言してなかったわけだけど、今回も上記のような連中が騒ぎだしてるというのにスルーなのかな。もちろん学術研究者たるものの本義からして、彼らと同じステージに上がって street fight する責任はないわけだけど、それは「本義」である業績を上げている人間にしか許されない弁解だとも言える。毎月のように出てくる通俗本だの、ジョークの哲学だの、演劇の分析哲学だの、あるいは(議論として意義があるのはわかるが、しょせんは通俗的な脈絡で本を売っているに過ぎない)数々の安っぽい哲学史の蘊蓄を並べる紙屑、そして形而上学的な逆張りや卓袱台返しのテーマで本を出してる人々は、はっきり言わせてもらえばスノッブとしか思えない暇潰しに時間を使ってるくらいなら、かような連中と一戦交えるくらいのエンターテインメントを(一人で怖いなら共同で)実行してはどうか。日本科学哲学会や科学基礎論学会に求めてるわけじゃないし、もちろん出来ないだろうから、なんだ、ウーロン茶か飲茶とかいう通俗物書き、あるいは元『朝まで生テレビ』のブレーンだったとかいまだに言ってる、科学哲学者でもなんてもないやつとか、続々と俗書を出してる四国の元役人、小平の道路がどうとか言ってた「近代史の大家w」あるいは暇となんとかの哲学とか言ってた暇人、こうした人々が(もし彼らの主張に反対するならだが)共同で反対意見でも表明すればどうか。

とりあえず、この「共同宣言」の面々についてご紹介しておこう。

・武田邦彦(工学):中部大学特任教授。ウランの研究をしていた。「科学」を騙る逆張りエンターテイナー。

・吉野敏明(歯医者):右派系メディアにて、「波動」でウイルスが消えると豪語。

・大橋眞(寄生虫学):徳島大学名誉教授。YouTubeでPCR検査が無効だと主張し、ウイルスが実在しないと訴える denialist。

・矢作直樹(救急医学):東京大学名誉教授。学者としての業績不明。人は死なないというオカルトの本を大量に出版。

・藤井聡(社会工学):京都大学教授。都市計画など学際分野で活動する。西部邁の教え子で、大阪都構想に反対する論陣を張った代表人物だが、学術的にはかなり胡散臭く、武田と同じくただの逆張りエンターテイナーの可能性あり。

・内海聡(内科医・漢方医):ホメオパシーやアロマテラピーや量子力学医療など、ありとあらゆる偽医学を実践。自閉症や発達障害や知的障害などの精神障害は近代医学と医者の主観が生み出した錯覚だと主張する、精神医学系の denialist。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook