Scribble at 2020-06-14 09:55:53 Last modified: 2020-06-14 09:58:31

英語で自己紹介するときに、" a philosopher on the road" と書くことがある。この表現を使っているのは二つの趣旨なり意図があり、まず第一には字義通りの「路上の哲学者」(要するにアマチュア哲学者)という意味で使うためである。そしてもう一つは、"on the road" を「旅行中の」という意味に解する場合があるため、"surely the dirty, but our only road" つまり「僕らが歩んでいるそれぞれの人生、またはその集約としての世界の途上」という意味で使っている。our own life でも the world でも "only" が(哲学的には疑わしいが、ひとまずレトリックとしては)使えるので、一つの表現にしているが、厳密に区別すれば意味が三通りになるのだろう。もちろん、一つ目の意味は事実を表しており、別に謙虚さを訴えたいわけではない。なぜなら、アマチュアでも多くのプロパーより有能であっていけない論理的な根拠はなく、そして事実としてそういう人はいるからだ(自分がそうだと言いたいわけではないが、たぶん一部の人々よりも有能だという自信は確かにある)。

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