Scribble at 2020-04-28 11:30:46 Last modified: 2020-04-28 13:05:26
さきほど Hacker News でシェアされていた Wikipedia の記事に「フーコーの振り子(Foucault's pendulum)」があった。英語版では直に紹介されていないが、日本語版のウィキペディアでは上記の一説が紹介されている。思えば、200年近くも前の実績がどういう理屈で確証されたのかを、現代の僕らですら理解するのは難しい。こういう事例は実にたくさんあって、それは必ずしも理数的な複雑さとか理論的な難解さというだけではなく、人文・社会系でも当時の世相なり実情の推定が難しいという意味で、現代の僕らであっても理解が難しいという事例がある(古典の解釈なんて、その典型だ)。それでも、一部の人々は確かに或るていどは理解して、その成果を残しているのだから、敬服せざるをえない。彼らが「巨人」であるかどうかはともかく、確かにわれわれは手元に握っているスマートフォン一つをとっても、そうした人々の理解なり研鑽の成果からの恩恵を受けている。