Scribble at 2020-04-15 16:00:29 Last modified: unmodified
申し訳ないことを言うようだが、どう考えても技術的にできることの範囲でやっただけのパフォーマンスとしか思えないな。翌日にデータが消えるんだったら、サヴァン症候群の患者でもあるまいし、1冊の専門書を1日で読む人なんていないわけで、たかだか数時間程度の閲覧を想定するなら、各書籍(というか電子化されているすべての書籍)の序文と第1章くらいだけを版下データから抜き出して PDF にするスクリプトでも動かした方がいいと思う。しかもこれ、フォームで申請してデータを返信してもらうなんて作業が必要だし、Windows 専用の閲覧ソフトウェアも必要とあっては、既に自宅にある本を読み進める方がマシだろう。
こうした、官僚とかがよく考えそうなパフォーマンスや効果を無視した実績作りにも似たことをやってしまうのは、恐らく日本の出版社とかマスコミの社員というのが、よく「第四の権力」などと言われることでも明らかなように、文字通り官僚的な発想になりやすいということなのだろう。あるいは、官公庁と同じような出入り業者に IT 環境の構築からオンライン・マーケティングを握られてしまっているかのどちらかだ。