Scribble at 2020-01-16 22:34:43 Last modified: unmodified

自分、あるいは人が誰しも有限な存在であるという明白な事実を改めて強く自覚するための簡単な証拠は、生活の至る所に見つかる。たとえば信号だ。何の切実な理由があって、どれほど急いでいても、信号は人の思惑や心情など全く無関係に動作する。「どうして私が横断したいタイミングで信号が替わったり、あるいは私が横断するまで信号が止まってくれないのか」などと文句を言う資格など誰にもない。人が作って設置したり運用しているものにすら、たいていの人間は無力だ。もちろん、信号を無視して道を横断してもいいが、そんなのは信号の動作というものを変えたことになどならないのは明白だろう。いわんや、信号機が動作するための内部機構が従っている色々な電子部品の規則性など、自然法則については人が勝手に(「勝手に」? 誰に断れるというのか)無視するわけにはいくまい。

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