Scribble at 2019-12-23 15:09:37 Last modified: 2019-12-23 15:34:40

これまでトロッコ問題を、長年多くのひとが考えてきたはずですが、それが現実社会を良くしたり楽しくしたりする具体的な発想につながったのでしょうか。有意義なものは何も出てきてませんよね。それこそが、トロッコ問題に思考実験としての価値がないことの証明です。

トロッコ問題のバカらしさを、頭の悪いひとにもわかるように解説します

これまで当サイトでも「トロッコ問題」は二回ほど取り上げてきた。

https://philsci.info/archive/note.html?date=20190325183605

https://philsci.info/archive/note.html?date=20190415215532

いまでも「サンデルなどは、その手のジャングルジムで昇ったり降りたりして遊び続けているスノッブの典型だろう」という見立てには何の修正も要しないと信ずる。実際、学問の最先端であるかのごとく自負しているアメリカこそが《差別の先進国》であることなど、まともな社会科学者なら誰でも自覚しているわけである。そのような国で毎日のように下らない理由で簡単に他人や家族を銃殺するような連中に囲まれて、実効性のある提案も何も出せていないのがアメリカの哲学なり倫理学の実態であり《業績》であると言っていい。日本もアメリカに比べてどうとは言えず、そして日本の場合は誰も哲学や倫理学のプロパーに期待などしていないからこそ、業績なり提案の有効性を問われたりしないというだけの話である。まず、そういう厳然たる事実をわきまえて、いまのところ哲学や倫理学は、かようなパズルをもてあそんできた歴史があろうと無力だったと認めることから始めるべきであろう。

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