Scribble at 2019-04-23 21:47:17 Last modified: unmodified

これは自嘲もこめて書くのだが、無能な研究者に限ってアホみたいに SNS に入り浸って、せっせとロクでもないことを書いたり、漫然と RT やシェアを繰り返すという醜態を晒している。もちろん、学術研究者の責務は Twitter で偽科学を告発したりネトウヨに説教することでもないし、たかだか一箇所の SNS でアウトリーチのつもりなのか延々と投稿を繰り返すことでもない。

特にブログ記事をオン書きする人々(僕も、この Notes はブログではないが、たいていオン書きだ)に注意を促したいのは、ブログ記事を書くのは、はっきり言って読書で言う積読と同じである。そのテーマについて僕はあたしはとりあえず興味がありますよという、しょーもない自己アピールや自意識プレイの手軽なアナウンス手段になってしまっている事例が多く、そんな記事を書いたところで学術研究に寄与した試しなど殆ど無い(日本の科学哲学プロパーであれば、本気で自分のブログ記事でなにほどか寄与したいなら、絶対に英語で書くべきだ)。

そして、ブログ記事を書くこと、特にオン書きだと、文章量も考える時間も十分には取れない。ブラウザを立ち上げていられるだけの時間でしか、ものを考えたり書けないからである。しかし、そのような制約は、物理的であれ技術的であれ心理的であれ、あるいは業務上の制約や生活習慣の制約においてであれ、あたりまえのことだが哲学的には何の正当化も認められない。次の演習が始まるまでの10分でブログ記事を書きましたとか、おまえ出番待ちの地下アイドルかよ、というわけだ。

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