2018年07月12日 に初出の投稿

Last modified: 2018-07-12 21:43:02

『後期高齢者医療制度』(平凡社新書、2008)を書いた伊藤周平さんのプロフィールに、「全国の法科大学院でも珍しい社会保障法専攻の専任教員」とあって、確かに社会保障にかかわる教員の数はかなり少ないことが検索していても分かる。たとえば、「"後期高齢者医療制度" -lg.jp」(自治体のページが山のように出てくるため、除外)というキーワードで、しかも後期高齢者医療制度が始まった2008年4月1日まで2000年7月1日からの予備期間を指定して検索してみても、"ac.jp" ドメインのページが一つもヒットしない。つまり、学術研究機関では誰一人として関連するページを作りもしていなかったことが分かる(当事者の一部である日本医師会と全日本民主医療機関連合会のサイトで数多くのページが公開されているのは当然だとは言え、学術研究者が公表しているページとの差が著しい)。これで生命倫理学だのケアの哲学だのと言っているのだから、笑止と言うほかは無い。

このような事例を見ても分かるように、しょせんケアだの臨床だのとキーワードを吼えているだけの哲学プロパーがやっていることは、大都市で暇をもて余している人々をイベントで集めて、なにやら聞かせたり喋らせたり考えさせることで自己実現なり社会貢献したかのような錯覚に陥らせる集団催眠にすぎない。

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