2018年01月13日11時49分 に初出の投稿

Last modified: 2018-01-13 11:49:16

thanatophobia の議論には、恐らく意識の消失(FPV としては、こんな具合に他人事のように記述できないわけだが)が関わる。つまり「関わる」と言っているのは、意識が FPV において現にそう認知されていて、thanatophobia とはまさにその認知ができなくなることへの恐怖も含まれるのではないか(しかし、そうではないかもしれないという「分からなさ」も恐れの一つの原因である)。

そういうわけなので、僕には FPV として自分自身が意識を「もって」いて生きているという実感なり自意識はあるのだが、そういう実感を欠いたゾンビは想像不能である。スーザン・ブラックモアの本で彼女の質問に答えている何人かの人々が言うように、僕にはチャーマーズが言う physically indiscernible なゾンビというのは概念の混乱としか思えないし、もっと条件を緩くした場合でも、「意識がない」何かが生理的ななんらかの反応を起こしたり文字を出力したり音声を発するというのは、僕には Sony や Softbank が売っているオモチャ、あるいはミミズの反射的な行動くらいしか思い描けない。それに、そこからチャーマーズが言う physically indiscernible なゾンビにまで「概念として漸近する」とか converge できるなどというのは、根拠のない妄想だと思う。

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