Scribble at 2017-12-12 19:26:16 Last modified: unmodified
Henry Ely Kyburg, Jr. について Google Scholar で著者名だけで検索してみたら、検索結果の20ページ(200件)くらいから後は著者名が本文にヒットした別人の著作が出てくるのだけど、それらもたくさんあるので検索は途中で終わりにした。例えば DBA (the Dutch Book Arguments) をラムジーの頃から追いかけた論説とかは、日本どころか海外でも見たことないんだけど、'10年代に入って海外や日本でブームとなっている確率・統計の哲学において、何か少しでも(サーベイの段階ですら)進展はあったんだろうか。なんかこう、科学哲学の「素養」みたいな扱いを受けてるわりに、single case probability とか、理論の確証度がゼロに収束してしまうパラドクスとか、基礎的な論点について何かクリアな議論が出来上がってるようには思えないんだよね。なんでスルーできるのかが、僕にはイマイチ分からない。哲学の研究は、こんなこと言っちゃ悪いけど回転寿司を握ってるのとはわけが違うはずだがね。