Scribble at 2026-09-04 18:55:11 Last modified: 2026-09-04 18:59:45
耳かきを新調した。どうでもいい話かもしれないが、子供の頃から耳の掃除を習慣にしていて、暇潰しにもなっていい。ただし、覚えているだけでも中学生以降の習慣だから45年くらいは続けている中で、たった一度だけ耳鼻科に行くことになった事例がある。それは、耳かきの先端で耳垢を奥へ押し込んでしまったからだ。カラカラと妙な音がして、母親に耳を見てもらっても分からなかったから、仕方なく耳鼻科で取ってもらったわけである。
それはそうと、自分で掃除するまでは母親に掃除してもらっていたわけだが、耳の穴を上にして耳垢を取ってもらうと、たまに拾い損なって奥へ入ってしまうことがあった。そういうことがあってから、自分で、耳の穴を下にして掃除するようになったわけである。僕はこのようにしているが、父親は耳の掃除が大嫌いである。あまりにも怠るので、母親に急かされて嫌々ながらに掃除してもらっている最中も、「あっ!」とか「痛っ!」とか声を出して、すぐに止めさせようとする。というか、耳かきを耳の穴へ入れてもいない段階ですら怖がるので、そのうち母親は父親の耳を掃除しなくなった。もっとも、ご存じの方はいると思うが、実は耳掃除というのはやらなくてもいいのだ。たいてい耳垢は耳から勝手に零れ出てくるからである。でも、その出てくる状況が前もって分からないので、僕は身だしなみとして耳を掃除するのである。実際、これも一度だけだが、大阪環状線で席へ座っているときに耳垢が耳からこぼれ落ちるのを感じて焦ったことがある。
なお、僕は必ず梵天が付いた木製の耳かきを使う。最近は金属製のマドラーみたいなものも売っているようだが、僕は梵天で耳の中をホムホムホムと掃除する感覚も好きなのである。ただ、母親は中耳炎だったのか、耳かきではなく綿棒を使っていた。毎回のように黒くてドロドロした粘液状の垢が付着するので、梵天などは一度で汚れるか使えなくなるからだろう。耳かき恐怖症、綿棒、そして通常の耳かきと、親子でもバラバラである。遺伝がどうのなんて、目立つか注目するからこそ話題になるのであって、ヒトに限らず個体なんてたいてい特徴はバラバラであろう。ミミズやハシビロコウですら個体によって微妙な違いがあるはずなのだ。同じように見えるのはヒトが他の生物種の個体を丁寧に観察していないだけのことであって、同じ分類名で呼んでいるから逆に同じように見えているかのように理解しているだけのことかもしれない。