Scribble at 2026-08-23 08:24:57 Last modified: 2026-08-23 13:54:59
一見すると、アンドリュー・ゲルマンがオープン・アクセスについて批判的な態度をとっているかのように思えてしまうが、実はそうではない。彼に対してジャーナルの発行元が提示した4,000ドル(現在のレートで約60万円)に近い金額が異常であるという話だ。実際、100ドルなら支払うと彼は言っている。
このように、既存のジャーナル発行元である出版社がオープン・アクセスをサポートすると豪語していても、実際には著者から多額の料金を得ている。そらそうだろう。出版は営利事業なのであり、読み手のお金を集められないなら書き手のお金を集めるのが道理である。怒るような話ではなく、出版とはがんらいそういうものなのだ。岩波新書の奥付などに買いてある能書きは崇高な内容の文章だが、しょせん食えなくなったら岩波書店であろうと幻冬舎のようにヘイト本や坂道アイドルのオカズ写真集を出版する可能性はある(もちろん、実際にはそうせずに志ある廃業となるだろうが、可能性はゼロではない)。