Scribble at 2026-03-03 14:00:19 Last modified: 2026-03-03 14:06:15

弊社にも、副業の人材を紹介しますなんてメールが頻繁にくるわけだけど、はっきり言って無礼な話だと思うんだよね。

まず、副業なんてぜんぜん普及してもいないし、普及させようと政策で後押しする国なんてないのだ。それは、副業とは言っても実態は "gig economy" であり、要するに短時間のバイトをかけもちしないと食べていけないアメリカの低所得層のような人々の働き方のことだからである。上場企業の労働組合で鼻くそをほじりながら年収2,000万円ていどをもらって都内のマンションに住んでるような腑抜けどもが、ノマドだ社会貢献だ意識高い系だとぬかして他社の業務を「手伝ってやる」といった態度でやるようなものは、はっきり言ってお遊びでしかない。それに、たいていの上場企業は副業を禁止しているはずであり、もちろん就業時間に副業の作業に携わっていれば就業規則違反だし、競合するような会社・事業の仕事であれば、背任罪や不正競争防止法違反を問われる可能性だってある。

また、本業をこなしながら一定の水準で他社の業務もこなせるなんてのは、あるていど有能なサラリーマンだけであって、凡人ふぜいにそんなレベルの働き方ができると考えるなど、おこがましいにも程がある。実際には、こういう連中は他人の仕事を片手間で扱い、いやそれどころか副業なのだから本業ですら片手間に扱っている不届きな企業人だとすら言える。

昔から、日本でこんな働き方が許容されていないのは、心理的にも、それから経営の理屈から言っても当然なのである。昭和だ令和だという世代や時代の違いではない。

それから、副業を許容している企業の人事に言いたいのだが、もともと人事というのは多くの企業で有能な人材が集まりにくい部署であり、大企業になればなるほど有能な人材が寝ていても集まるので、正直なところ大企業であるほど AI に置き換えた方がいいとすら思うのだが、副業を認めるということは、働いている人材の管掌や業務内容が最適化されていないということを意味するのだと、即座に理解できない自分たちの無能さを自覚するべきである。

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