Scribble at 2026-02-13 06:33:55 Last modified: 2026-02-13 06:35:04
生成 AI がどれほど高機能になってきても、いまだに愚かなことを教えようとしたり、自信満々にゴミクズ同然の情報を吐き出すことは、僕自身が何度も経験している。MD の落書きをご覧いただければよいだろう。そして、このような現状で最大のリスクは、もちろん AI ではなく human beings という未熟な生物種の方だ。この中には「コンテンツ・マーケティング屋」とか「情報商材詐欺師」とか、あるいは自己承認欲求で鼻息が荒い引きこもりの主婦や無能な学生、あるいは世界からの注目を集めたいキャバ嬢とか、インプレ乞食として小銭を稼いでいる貧しい国のしたたかな人々(必ずしも同情に値するとは思わないが)などなど、その手の人々が手軽に「成功」できるチャンスを伺っている。しかるに、こうした人々は「安全な AI」など待ってはいないわけで、既に夥しい数の広告ランディング・ページや情報商材詐欺の SPA、そして、いまや「コタツ記事」とすら言えない自動生成のページを山のように続々と公開している。もちろん、犯罪者もフィッシングのページを量産していることだろう。
"Dead Internet Theory" という言い方があるように、ウェブがゴミのようなリソースで埋め尽くされると、AI をトレーニングするためのソースにもゴミが大量に混入することとなる。それから他の影響として、そもそも僕らのように見識ある者が「まともな」コンテンツを書こうとする意欲は限られており、別にこれで自分が幸福になるわけでもないし、イケメンなのは既に事実だから変わらないし、もちろん家が建つわけでもないので、仮にそういう欲求があるとしても、ウェブ・コンテンツを制作するインセンティブが簡単に1ページで満たされるわけではない。まぁ、古典の要約をブログにたくさん書いていれば、教育哲学者として文科省のなんとか委員にはなれるんだろうけど。ともあれ、そういうわけなので、昔から言われているように悪貨は良貨を何とやらだ。そのうちクズみたいなコンテンツによって悪い情報のインフレが起きるのかもしれない。そして、そういう中からまともなコンテンツを拾えないまま AI をトレーニングし続けると、当然のようにゴミ情報によるエコー・チェインバーに至り、X のネトウヨとか、「類グループ」とか、その手の馬鹿やカルトと同じていどの性能へと急激に低下し始めるかもしれない。
もちろん、これを食い止めるべきかどうかという議論は独立にある。既に生成 AI を利用したサービスの恩恵を受けてはいるが、僕ら自身の生活においては「生成 AI フリー」の状況を維持できるからだ。どれほど馬鹿が周りにいようと、ここをご覧のいやしくも哲学者を名乗っている諸兄が簡単にそれらと口を揃えて反ワクのメッセージを X へ投稿するわけでもなかろう・・・とは信じたいが。