Scribble at 2026-01-21 07:46:38 Last modified: 2026-01-21 07:53:13
大量の論文を PDF として死蔵しているのも勿体ないので、これらを Google Drive ではなく、寧ろ NotebookLM にこそテーマ別にアップロードして活用しようかと思ってみたのだが、すぐにそういう計画はキャンセルした。
幾つか理由はあるが、まず第一に NotebookLM で作成できる「ノート」の数には、まだかなり制約があるということだ。僕は Google One の "Google AI Pro (2 TB)" というプランを契約しているのだが、月額2,900円の契約をしていても、NotebookLM で作成できる「ノート」に追加できるソース(PDF ファイルなど)は、"Google AI Pro" では300という制限がサイトで公開されていて、さらに「ノート」そのものの限界は500である(上のページを参照。ちなみに、Gemini などに質問するとぜんぜん違う数を答えるので注意したい)。もちろん500でも有効に活用すれば十分だと言えるが、アーカイブ先として考えると少ない。「ノート」ごとに PDF ファイルを300個ずつアップロードできるわけではないが、単純計算でも15,000ファイルしか保存できないということだからだ。具体的な数を出すと、僕が Google Drive に保存している PDF ファイルは、哲学というカテゴリーに入れているだけでも20,000個を超えていて、これには実は「Springer 祭り」でダウンロードした大量の PDF は含まれていない(それらは、まだ Blu-Ray に入れたままである)。これらに加えて、もちろん物理学や社会学やタイポグラフィなど他の分野の文書や文献もあるわけなので、数百ではとてもアーカイブとしては使えない。
もちろん、NotebookLM は既に論説を書いたり、仕事で使う社内規程の下書きなどに使っていて、非常に有効なツールであることは間違いない。これについては、AI に使うエネルギーやらストレージの容量やらという人類全体での課題はあるものの、個人のユーザとして言えば、もう後戻りはできない。テレンス・タオらが言っているように、すでに AI は大学院博士課程の学生レベルである。となると、少なくとも過去の僕と同じ程度の調査能力はあるわけだ(これは「誠実ポーズ」や「謙遜パフォーマンス」ではなく、本当に僕は最低レベルのドクターだと思っていたので、神戸大では、僕よりも無能な人間は大学から逆に叩き出してやるとまで公言していたくらいだ。実は、本当にそんなことをしたら、茶谷くんは残ったと思うが、いったい何人が残ったであろうか)。すると、上の表では1日に Deep Research を20回はリクエストできるのだから、"Google AI Pro" のプランを利用しているということは、博士課程の学生を助手として20人ほど抱えているようなものである。アマチュアの僕がだ。これは、どう考えても驚くべきチャンスというものであり、成果を公表するかどうかはともかく、自分自身の研鑽にとっても有効に活用したい。