Scribble at 2025-11-07 17:11:37 Last modified: unmodified

このところ営業メールで、オンラインのスケジュール予約サービスを使っているところが多い。ただ、現在はリモート・ワークになっている会社も多く、そういうサービスにアクセスすると自宅の IP アドレスを引っこ抜かれてしまう可能性があり、プライバシーマークの使用許諾を受けている事業者の CPO としては、オプトインもなしにメールの文面に記載された URL へアクセスさせるような企業との取引、あるいは個人事業主や職探しの若者とのやり取りは御免被りたいものである。

こういう場合、企業にならオプトインを求めるだけの責任を問うて良いが、学生だったら仕方ないという意見があるのも分かる。たいていの学生なんて、東大の学卒でも成人としては未熟でバカだし、おまけに大半はサイコパスかリバタリアンだからだ。しかし、歩留まり云々と言いつつガラクタを掬い上げてまともな部品が幾つか残ればいいという採用をやっているような余裕のある大企業ならともかく、中小企業にとって採用コストの浪費は場合によっては財務的なインパクトが非常に大きく、それこそロクな人材を採用できずに廃業に追い込まれる場合だってあるのだ。学生や若者だから仕方ないでは、企業経営などやっていられない。バカや無能や未熟者に下駄を履かせられるのは、どのみち余裕がある企業だけである。

よく、小さな工場だとか地方の民芸品の職人などが人手不足で廃業する話を見聞きするけれど、あれは人材が集まらないということだけが原因なのではなく、無能やバカを職人の弟子にしたり、あるいは安っぽい責任感や熱意だけで「伝統の継承」だとか言ってみたものの、すぐに音を上げる根性ナシを受け入れてしまったという採用活動の失敗に起因することだってあろう。MD は何度も書いているし、こちらでも最近は仕事の話を(哲学プロパー向けにわざと)書いているのでご承知かと思うが、無能な人事は企業経営にとって大きな倒産リスクなのである。管理部門は目立たないためか「隠れた」などと形容されることもあるが、そういうとらえかたこそ組織を正確に把握していない多くの企業経営者が無能である証拠だ。

それから、営業メールで他によくあるのが、幾つかの日時を候補として列挙して、それらの中から選べなどと偉そうなことを言ってくる連中だ。自分たちの都合で選んだ日時に客となりうる相手の都合を合わせさせようなどという無神経さを自覚していないのがよく分かる。こうした多くの事例が示すように、「メール・マーケティング」だの「メール DM の営業」などと言われるものが、十年一日のごとく殆ど改善もされず向上もされていないというのが実態である。要するに、中小企業の営業というのは、この手のノウハウの蓄積を自分自身の経験としてすら殆ど身につけたりしないし反省もしない。Salesforce のような巨大システムを利用していようと、そういうことは勝手に蓄積されたり向上しないからだ。もちろん、Salesforce が企画しているであろう AI エージェントを使った「全自動営業マン」なら、メールの文面や相手との応対などについて、個々の事例ごとにデータを詳しく蓄積して改善してゆくであろう。よって、そういうエージェントを同時にいくつも実行する企業においては、「鬼速 PDCA」どころか秒単位の PDCA が実現する。もちろん、それだけで「スーパー営業マン」が出来上がったり、たいていの場合は馬鹿げたクズみたいな商材の売上が爆発的に伸びるなんてことはない。世の中で営業マンが売っている商品なんて、オンライン・サービスだろうと型落ちのデジカメだろうと、その大半はどうでもいいゴミクズだからだ。

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