Scribble at 2025-01-31 18:22:07 Last modified: unmodified
たまたまウィッシュリストに残されていた本を色々と見ているあいだに、そういや3年くらい前にこんな本が翻訳までされて流行ってたなぁーなんて感想をもつ。この手の本は、今日死ぬとしたら何を食べたいかとか、明日死ぬとしたら何をしておきたいかとか、割引曲線を圧縮する強迫観念をセットアップして人に何事かを考えさせたり感じさせて、いかにも人生訓を与えたかのような錯覚を引き起こす詐欺本と言って良い。
ぶっちゃけ、こんなものを何千冊読もうと同じことであって、一瞬だけ「死ぬのは怖い」とか思う人はいるだろうが、しょせん誰もこんな本を読んだていどのことで計画を前倒しにしたりしないし、将来を案じてトランプや習近平やプーチンを暗殺する計画を立てようとはしない。他人を巻き込まなければ、たいていのことは前倒しになんてできないからだ。皮肉なことだが、自分が立てた計画を前倒しにしようと息巻いて色々なことを実際にやっているのは、得てしてイーロン・マスクとかだったりするのである。