Scribble at 2025-01-16 10:31:55 Last modified: 2025-01-16 10:37:58
機会があれば丁寧に調べて取り上げてみたい話題として、この「5W1H」を見つけている。Hacker News で過去の話題を調べると、いくつかのブログ記事は紹介されているようだが、upvoting もないしコメントも付かないまま、ソース側のウェブサイトからページが消失してしまっている事例が大半を占めていて、いかにも人の関心を呼び起こさない凡庸なテーマであることが伺われる。でも、それはこのようなフォーマットの妥当性を示す証拠だとは言えまい。大半の人間がこういうものを再考すらしない馬鹿だからかもしれないからだ。
5W1H(or five Ws)は、恐らく先進国の成人であれば大半の人が一度は見聞きしたことがあるフォーマットのようなものだが、由来が童話であることもあまり知られていないし、そもそも事柄を説明したり伝達したり記述するフォーマットとしての是非が議論されたり学術的に検討された形跡が殆どないのに、学者まで闇雲に従っているという、これこそまさに僕ら哲学者が取り上げるべき観念とかイデオロギーというものだろう。「イデオロギー」と言うと、すぐに左翼とか保守とかいった政治的な主義主張のような思い浮かべる方もおられようが、もともとは多くの人々に共有されている考え方や見方などを指していて、必ずしも体系的だったり合理的だったりする必要はないし、もちろん正しいとも限らない。
正直、日本で通俗本やイージーな概説書を書きまくってる関東の哲学教員は、ドーナツの穴がどうとかデリヘルや AV 女優の分析哲学がどうとか、鬼面人を驚かすような話題をことさらに哲学として取り上げて見せるなんていうパフォーマンスをしてる暇があったら、こういう堅実なテーマを掘り下げるべきだろうと思うね。