Scribble at 2024-06-25 11:45:03 Last modified: 2024-06-26 11:48:17
僕も色々な会議に出てきて、まぁ同じようなことは感じるね。いや、僕が大学院の博士課程まで行ってるからというだけではなく、上のように不思議な会議をしている事例が多いんだよね。暇潰しだから付き合ってるけど、たぶん暇じゃなかったら「あのさ、それちょっと…」とか言ってるんじゃないかな。数字はたくさん資料として出てくるけど、ただの結果だけだったりする。あるいは予測の数字にしても、ただの皮算用なんだよね。
たとえばだね、たいていの会社って各部署の目標ってあるわけだよね。営業部なら新規の契約が一ヶ月に何件とか、人事部なら求人に対して応募者が何人とか。で、経営会議とかで一ヶ月の成果を報告はするわけだ。でも、そんな数字なんて事前に資料を提出していれば、会議までにみんな目を通してくるのが当たり前なので(たいていの会議というのは、みんなで即興で話し合うブレイン・ストーミングではない)、そういう会議では結果を知っている前提で、さてこれがどういうことなのかとか、これにはどういう改善策が考えられるのかを話し合うわけだ。しかも、経営会議というのは全ての部署の役職者が参加するのだから、他の部署も連携して対応するようなことを話し合ったり決めたりする会議体なんだよね。その部署だけで「頑張れ」だけのことなら、それは部門会議で話して解決すればいいわけ。経営会議で話すようなことじゃないんで、部門会議でこういう結論になったと報告すればいいだけのはずなんだよなぁ。でも、そういう部門会議で喋るような「マイナーな」話を経営会議のレベルで延々とやってるのが、日本の会社なんだよねぇ。
これは、もちろん現職だけじゃなくて、他のいくつかの会社で働いていたときも同じような状況だったね。ネット・ベンチャーとしては初めて働いた、江坂にあった会社にいたときは、最年長でチーフ・デザイナーをやっていたこともあって、さすがに「それはちょっと、会議としておかしいんじゃないの」と発言したことはあるんだけど、まぁ小僧のワンマン社長だったんで特に何も変わらないまま、半年くらいで辞めちゃったから後は知らんけどね。いまだに六本木のしょーもないマンションでこそこそと IT コンサルティングとかやってるみたいだけど、まぁいまでも EC サイトで色付きのコンタクトとかバイアグラとかの通販で食いつないでるんだろうな。