Scribble at 2024-05-10 21:33:17 Last modified: 2024-05-10 21:34:28

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Springer Journal Suggester→ Sort by open access

https://twitter.com/acagamic/status/1705809287795318961

SpringerLinks がリニューアルされたときに、僕もこれは困惑させられたね。それに、open access の論文だけを抜き出した RSS フィードも廃止されているので、Feedly で購読してる RSS フィードから解除するかどうか決めかねている。でも、上のように不満を書いている(いまでも「ツイート」と表現していいんだろうか)人はいても、Springer Nature のような巨大企業が方針を変えて、著者にとってのオープン・アクセスという、出版サービス事業のオプションとしてしかオープン・アクセスを扱わないようになると、これはもう元には戻らないだろう。ゆえに、MD で翻訳したゲリラ的な論文のアーカイブ活動とは明らかに対決姿勢をとったことになる。

いちおう、僕のスタンスは書かないでおくけど、購読している人ですら使いにくいフロント・エンドになってしまうのは困ったことだが、放っておいても構わないような気はしている。だって、その一方で既存の学術コミュニティの中には Open Journal へ移行し始めているところもあるからだ。結局、Springer や Elsevier でホストしてもらってるメリットが学会としてないなら、出版社のブランドに拘りがなければ、サーバを借りてさっさと Open Journal をインストールして自分たちでオンライン・ジャーナルを発行すればいいだけだ。あんなの、サイトの体裁に過剰なこだわりがないなら、サーバを借りてセットアップするだけなら1日どころか数時間で全て終わるだろう。正直、学会誌なんて最後の最後は自分たちで書いた原稿のコピーを回し読みしててもいいし(どのみち日本人が日本語で書いた論文なんて、日本に住んでる日本人以外の誰が読むというのか)、英語で書くにしたって極端なことを言えばメールを原稿としてもいいわけだよ。しかるべき大出版社から、美しい装丁で印刷された出版物として発行するのが学術誌であるみたいな自意識は、やはり最後の最後は学問には不要な児戯だと思うぜ。プロのデザイナーとしても敢えて言っておくけど。

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