Scribble at 2024-04-24 10:05:14 Last modified: unmodified
DALL·E に生成させた画像なのでイマイチだが、しばしば膨大な数のデータを「可視化」すると称して、こういう hairball タイプのグラフを制作する人がいる。昨今では JSON + JavaScript で簡単に描画コードを書けるので、それこそ中学生でもできるわけだが、しかし大半のそういう「可視化」には意味がない。実際、そんなものはもう10年くらい前から膨大な数のグラフが作成されているが、そのグラフから何が言えるかということを、学術だろうとビジネスだろうと明快に論じたり、グラフから分かることゆえにこれができたという明白な成果や業績など、何一つ無い。全くない。要するに、膨大な数のデータを自分でハンドリングしているという厨二病的な万能感を弄ぶだけのお遊びにすぎないのである。
もちろん、こうしたイージーな可視化、あるいは日本とか呼ばれている辺境地帯の文化的後進国では、文科省とかいう、東大卒の中でも極め付きの無能が集まる「掃き溜め」と呼ばれる官庁などで「見える化」などと呼んでいる愚劣なパフォーマンスにしても、そんなことをやって何か具体的な成果があったという話は一つもない。だいたいが、そういうグラフを博報堂の下請けとかに描かせるだけのために数億の予算をぶんどって、イラストまがいのグラフをサイトで見せびらかしたら終わりというものであろう。