Scribble at 2023-10-13 07:38:26 Last modified: 2023-10-13 07:44:50
セキュリティ・ドアのクラウド管理システム Akerun Pro の管理画面。ふだんはドアを開けっ放しにしているときの警告を「無効」にして、警告音の音量も「0」にしてある(ドアを開放した状態で宅配便の受付をすることがあるため)。ただ、本来は宅配便の受付もドアを閉めてドアの外でやるのが実務として常識であるから、そろそろそういう習慣を教えていかないといけない。
本日の夕方に、弊社のエントランスと会議室を開放して、「ジェンダー・リテラシー」をテーマとしたセミナーを開催するという。主に広告代理店の方々が集まるらしく、一般向けのイベントではないが、なんだかんだ言っても会社として電通を始めとする広告代理店との繋がりがあったり(もちろん株主でもあるから当然だが)、個人としても色々な分野の人と関わりがあるようなので、会社の設備を利用してイベントを開催すれば当人、それからイベントを開催する人々、それに会社としても何らかのメリットがあろう。
ただ、管理系の部門としては幾つかのリスクを考慮しておかないといけない。一つは、既にコロナ禍にあって大半の社員が出社していないため、施設の出入りをちゃんとイベントの開催側が管理できるのかという問題だ。特に、こういうイベントはノリで何箇所かのドアを開放してしまう恐れがあり、特に Akerun のような特別の仕組みで開閉を管理している、クリエイターのような人々からすれば「面倒臭い」ドアは開けっ放しにされる可能性がある(ちなみに僕も、タイポグラフィなり DTP なり動画編集という分野ではクリエイターの一人だと思っているがね)。よって、クラウドで管理できるというメリットを活かして、ふだんは無効にしてある「開放アラート」を有効にして、ドアを開けっ放しにすると大音量で警告が出るようにしておきたい(もちろん、音を消してくれという要請は却下する)。そもそも手続きとして会社の施設を利用するにあたっての何らかの稟議が決裁されたという記録もないので、会社側が必要以上にサポートする道理もないし、金を取っているわけでもないから、来訪者は(そしてイベントの主催者だろうと)会社にとっては「お客さん」ではない。また、情報セキュリティの観点から言っても、集まるのが広告代理店の関係者であれば、弊社の執務室に電通案件の資料や記録が山のようにあるのは知っているはずなので、本来なら僕が出社してイベントの前後で数時間に渡って社内を監視してもいいが、(面倒臭いし)そこまではしない。
それから、いかにイベントの主催側とは言っても、弊社の社員でなければ執務室への立ち入りは認められない(その稟議も出ていない)。なので、会議室の中には執務室側からしか解錠できないドアがあるけれど、そこも開放は認められない。ただ、このドアは Akerun が付いていないので、厳密には防犯という点でも情報セキュリティという点でもリスクになりうる(もちろん、迂闊にドアを開放してしまうという意味でも「内部犯行」のリスクがある。いまどき単純なペリメーター・モデルだけで情報セキュリティのマネジメントを設計する無能は実務家としして不適任であろう)。よって、ここも受け入れ側の担当者に注意しておかないと、Akerun を使っている意味がなくなってしまう。
総じて、イベントの参加者はもちろん、主催者側にも一定の注意をしておかないといけない。LGBTQ であろうと英国王室の貴族であろうとハマスの幹部であろうとハーヴァード大学の教授であろうと、他人は他人だ。