Scribble at 2023-07-13 21:15:59 Last modified: 2023-07-13 21:21:39
以前も書いた話だが、僕はアマゾンで安い洋書を買うというささやかな小遣いの使い方をしている。だいたい、毎月に3,000円以内で10冊前後の本を買うのである。
いまのアマゾンでは、洋書の販売は実質的に殆どがオンデマンド出版となっていて、日本のアマゾンで注文した洋書の多くは日本で印刷・製本される。飛行機や船なんかでアメリカやイギリスから送ったのでは、Amazon Prime であろうと二日後に届けるなんて無理に決まっているだろう。それができるのは、日本のアマゾンが海外の出版社から書籍の版下データを借りていて、必要に応じてアマゾンの責任で印刷・製本して届けてレベニュー・シェアしているからだというのが僕の見立てである。実際、多くの洋書の裏表紙には、"Printed in Japan 落丁、乱丁本のお問い合わせは Amazon.co.jp カスタマーサービスへ" と印刷されている。そういうわけで、注文してから途中でキャンセルされてしまった本というのは、もう出版元に送り返すわけにもいかない(そんな返品在庫を持たずに済むからこそ、海外の出版社はアマゾンにデータを渡しているのだ)。よって、アマゾンの不良在庫となってしまうために、異様な安値で投げ売りされるわけである。こうして、これまでにも素晴らしい本を非常に安く買ってきた。
そういう、もともと高額な書籍が相当な安値で買えるという狙い目は、やはり大手の出版社のタイトルが多い。Springer や Routledge の本などは、だいたい20,000円くらいのハード・カバーが1,000円前後(酷い場合は数百円)になっていたりする。これを見つけて、これまでに暗号論や計算理論のテキストを1,500円前後で手に入れたりしているし、Princeton Library や Apress の本などもいくつか安く手に入れた。もちろん技術書の類は必要なところだけ読むていどだし、簡単なものなら300ページくらいの解説書を2時間ていどで読むこともある。よって、それくらいの効用しかないとなれば、数百円で買うのが僕としても妥当なところだと思う(なお、ここしか読んでない人は、僕が学者や有名物書きに噛みついて喚いてるだけの素人のオッサンだと思ってるかもしれないが、いちおう国立大学の博士課程には行ったんで、それくらいの英語力はある)。
それから他にも買っているのが、逆に小規模の出版社から出ている個人の回想録とか、しょーもないレベルの経営コンサルとかが書いた本だ。もちろん、そういう人々にも彼らの経験があるわけで、GAFAM のような企業だけが事業者というわけでもない。アメリカにも、弊社と同じようなインチ・・・もとい、細々と事業を続けている会社がいくつもあるのだ。そういう事例を知るだけでも興味深い。読んでいると、「アメリカ人もばかなやつばっかだな」とか思って逆に微笑ましいし、「英語は論理的な言語だ」とか言ってた NHK とかクズみたいな予備校の講師は、いちどでもいいからアリゾナとかに住んでみろ(失礼!)と言いたい。いや、そもそも英語の教師なんて意味論の勉強すらしてないだろうから、自分が「論理的」と言ってるときに何を言ってるのか、自分でもよく分かっていないのだろう。