Scribble at 2022-09-20 12:49:07 Last modified: unmodified
たとえば、こんなサービスを使えば、やる気さえあったらたいていの人はスマートフォン・サイトのビジュアル・デザインなんて簡単にできるわけだよ。積み木みたいなものだし、あとはブロック要素の配置とか配色のバランスについて基本的な知識さえあれば、マッキンゼーや総務省の連中が徹夜して WORD で作るプレゼン資料みたいなクズ同然のデザインとはかけ離れたレベルのものが出来上がる。しかも無料でだ。正直なところ、ウェブの presentation なり front-end と呼ぶべきものは、もう事業者として経営が成り立つような消費者が潜在的にいるとか、彼らからしかるべきオーダーで料金をもらえると想定できるビジネスになんてならないし、デザイナーとして言うのはどうかと思われるかもしれないが、そういうビジネスとしてあり続けるべきでもないと思う。そのレベルの「デザイン」は、もう料金を他人からいただかなくてもいいのであって、機械が(それこそアルゴリズムを定義するのに使われた人間のデザイナーがもつ感性によって)出力してしまえるレベルなのだ。
よって、ウェブの制作会社(の経営者や部長)が見据えるべきことは、こんなレベルの仕事を大量に請け負ったり徹夜で人間にさせることではない。それは、人間がやるとしても奴隷国家の人間がすればいいのだ・・・そういえば、経済力も生産性も低い「日本」とか呼ばれているアジアの貧民国家が為替レートの影響で安く働いてくれるらしいね。聞いたことのない国かな?