Scribble at 2022-05-25 08:27:32 Last modified: 2022-05-25 08:58:36

三井不動産、明治神宮、日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事の4社は、神宮外苑地区の新たな100年に向けたまちづくりの概要を発表した。2024年の新築着工、2036年の全体竣工に向け、今後具体的な整備計画を検討する。

神宮外苑、スポーツ施設建替え。野球場はいちょう並木に隣接

大阪に比べて東京には広い公園がたくさんある。

大阪だと、市内にある広い公園と言えば、せいぜい大阪城公園、長居公園、天王寺公園、靭公園、鶴見緑地、毛馬桜之宮公園、それから緑が多いとは言えないが中之島公園くらいのものだし、これらの多くは東京都内の公園に比べるとミニチュアみたいなものであり、鶴見緑地なんて遠すぎて大阪市民ですら大半の人は(ここで万博が開催されたこともあるけれど)行ったことがないだろう。これに比べて東京都は、そもそも自然公園の面積が自治体面積の40%に迫るのだから(23区から西側は人が住んでるかどうかも分からない僻地だから当たり前だが)、大阪府の10%に比べて自然環境が豊かであることは市街地での公園面積を語る以前に明らかだ。

ただ、それでも東京は海外の首都に比べて緑が少ないと言われる。いくらでも土地があるわけでもないし、人口が多いのだから当たり前と言えばそれまでだが、少ないとされている以上は可能な限り維持することが望ましいだろう。時間とお金さえかけたら周辺にいくらでも自然環境に恵まれた土地があるなどと言えるのは、それこそ一部の暇な成金だけの話であり、そういう連中はもともと東京都内に公園がゼロでも関係ないのだ。したがって、小池百合子知事や「東京の維新」と言われるポピュリスト集団が、国家の制度や風土を世のため人のため経済のためと称して弄繰り回すのを止めようと考える人は、公園があってもなくても構わないような境遇の経営者や有名人や政治家の中にはいないわけである。

上記のような施策に対して、これでは都内の自然環境を壊してしまうと反対の声を上げているのは、日本に住むアメリカ人のコンサルタントらしい。こういう話題を何度か見かけているのだが、いつも不思議なのが、これは明らかに明治天皇を記念する土地を金儲けのために破壊する「不敬」で不届きな施策であるにもかかわらず、Twitter やニコ動に生息している自称右翼や自称愛国者や自称純粋日本人とやらは、決して何らかの声明を出したり行動を起こそうとしない。

それもそのはずで、こんな連中はどのみち政治家の息がかかった場末の広告会社や自称シンクタンクの右翼団体といった守銭奴どもからの「受託」で、特定の話題について仕事として騒いでいるだけだからだ。恐らく、Twitter で黒瀬何某と称している典型的なネトウヨも作られたキャラクターだろう。(場合によっては AI を応用したボットという可能性さえありえる。)それゆえ、下請けに自律して行動する思想やポリシーや義侠心など最初からなく、したがって常識的には国を憂える者なら最低でも何か発言すべきことにすら、何の反応もないわけである。いわゆる、ネットでプレゼンスを維持しているキャラクターが、左だろうと右だろうと、しょせんは何らかの自意識かあるいはビジネスとして放言や暴言をばら撒いているに過ぎないというのは、こういう事例を見ていても分かる。

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