Scribble at 2022-03-07 10:45:55 Last modified: unmodified
The 'Liverpool List', PHILOS-L, is the largest Philosophy email list in the world. The list currently boasts 13,000 members in over 60 countries, with an additional 11,000 Facebook subscribers and 5,600 twitter followers (@philosl). Created by professor emeritus Stephen Clark in 1989, 'the Liverpool list' has been intrinsically linked with the Department of Philosophy at the University of Liverpool ever since.
僕はプロパーではないため、実務としての有効性については何とも言いかねるのだけれど、ガラパゴスの Researchmap とか、あるいは法的な問題が出ている ResearchGate にしても、要は「生産性」という尺度で学術研究を評価しなくてはいけないとして、どのていどの有効性があるのだろう。これには、何人かが「研究の邪魔になる」と言っているが、正直なところ Researchmap や ResearchGate でのやりとりにハマってる研究者なんてほとんどいないように思える(Twitter にハマってる哲学教員はアメリカでもかなりいるようだが)。ということは、逆にハマっていないがゆえに研究の邪魔にはなっていないのだろうから、生産性にとってマイナスではないということになる。すると、このようなサービスはつまるところ学術研究者専用のプロフ・サイトなのだろうか。でも、論文の紹介だけなら Google Scholar で十分だろう。哲学なら PhilPapers などもあるし、さらに科学哲学なら PhilSci Archive すらある(研究テーマによっては arXiv にすら投稿できる)。第三者が気軽に介入できる「場」である必要などないわけで、個々の研究者どうしで連絡が取れるような仕組みさえ用意されていれば済むだろう。
とは言え、そういう場があればいいかというと、そういうわけでもない。一時だけだが、「京都科学哲学コロキアム」のメーリング・リストに入れてもらっていた時期があったのだが(中退するまでの数年だけ)、広報専用ではなかったと思うが、特に定期的な会合のお知らせ以外は利用されていなかったようだ。それに、修士くらいになると教えてもらう人が多いと思うが、いわゆる "liverpool list" と呼ばれるメーリング・リストにしても、あれが殆ど唯一と言ってもいいリストとして長らく利用されているので、他には個々の研究者どうしで連絡を取り合っていればよいという程度の使われ方だったのではないだろうか。もちろん、「それではいけない(いけなかったのだ)」とは言いうるが、だからといって、それがいったいなんなのかという気もする。いけないなら、独自のメーリング・リストなりグループ・ウェアなりを使って、それに見合った実績を上げるのがアメリカ流のデモンストレーションというものだろう。