Scribble at 2020-10-04 10:50:15 Last modified: unmodified

今年の6月に David Hugh Mellor が81歳で亡くなっていた。ラムジーの著作集を編纂したり、時間や確率や因果関係の哲学についても著作があって、もちろん彼の著作はいくつか蔵書に加えているのだが、まぁ玄人受けの著作が多いので邦訳はない。

非常に興味深い仕事を残した人物として尊敬に値するとは思うのだが、やはり一点だけ残念なのはジャック・デリダに関する間違った、いかにも Oxford の学者らしい、党派的な偏りをもつ評価だ。これは間接的には別の人物にも言及することになるが、はっきり言って歴史を少しでも知ってる人間にとっては、Oxford 大学なんて別に学術研究の最高機関でもなければ最も権威ある場所でもないし、何か中立的で崇高な理念をもつ、ただ単に学問への情熱に突き動かされているだけの人々の集まりでも何でもない。

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