Scribble at 2020-08-31 16:25:07 Last modified: 2020-09-18 18:59:20
金田千秋氏という美学を専攻する方が渕野氏によるデデキントの翻訳を取り上げてレビューしている。調べると、プトナム(パトナム、あるいはパットナム)の翻訳者として同名の人物が検索にヒットするが、おそらく別人であろう。渕野氏の解説や参考文献が有用であることは認めるとしても、翻訳の方は詳細な批評が並んでいて、最後にご自身の改訳までプライベートなサイトで公表すると締めくくられている。
http://lichtenberg77.racms.jp/kda7vxk5/
実際に眺めてみると、僕はドイツ語をほとんど読めないしデデキントの原文も見ていないのだが、参考に値する翻訳だろうと思う。さすがにドイツ語の文章を扱ってきたプロパーだけあって、素人が書くような翻訳とは全く違う(それを見て取るくらいの才能は僕にもある)。