Scribble at 2018-03-02 12:33:36 Last modified: 2018-03-02 12:36:32

Machine Learning Glossary

Attribution 3.0 Unported (CC BY 3.0) なので自由に翻訳できるわけだけど、もちろん元の解説が正しいという保証はないので、横のものを縦にするしか能がない人だと「よくがんばりました」的な reputation しか獲得できない。でも、最近は翻訳すらやらないんだよね。昔に比べて、こういうものを翻訳しようっていう人が減っているように思う。もっと大きなプロジェクト(プログラミング言語や OS)のドキュメントにしても、何年も前の古いバージョンの documentation で翻訳が止まっているという事例が増えた。最近は日本でも有能な若手技術者は当然ながら英語を読み書きできるから、翻訳なんかで reputation なんぞ獲得できたところでポテトチップス一つ買えないことを知ってるし、安楽椅子で読書するしか能がない連中からあーだこーだと気楽に文句を言われるか、クレクレ君たちにしがみつかれるのが関の山だと分かってるのだろう。もちろん、有能な諸君は、そういう国内の無能は放っておいて、翻訳などする暇があったら自由に英語を使って海外で就職するなり留学するなり、チャレンジした方がよい。

しばしば「頭脳流出」などと言うわけだけど、僕はこういう表現が大嫌いだ。グローバルな市場で動ける才能があるかどうかにかかわらず、人は誰しも国家のものでもなければ、その国で生まれ育ったという偶然的な一致だけで当該の国の事業者が優先的に雇用する権利をもつわけでもない。それはアメリカの人だろうとブラジルの人だろうと、あるいは(本来は)北朝鮮の人だろうと同じことであって、条件が揃えばアゼルバイジャンやフランスやギニアで就職しようと他人にどうこう言われる筋合いのものではないのだ。

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