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2007-10-18「学部学生必読文献」補足

「戦前のある哲学者は、たしか論文一本に五百冊要する」と言っていたらしい。調べると、東大総合図書館は1927年の時点で55万冊を所蔵していたらしいから、論文を書くのに必要な本の重複がないと仮定して(馬鹿げた仮定だが、こう仮定しないと500冊の本があるだけで無尽蔵に論文が書けたと言い得る)1,100本の論文を書けたことになる。東大総合図書館は「総合」図書館なので、ここだけをソースとして全ての学部で論文が書かれたとすると、東大の教員は現在が 2,500 名だから戦前はもっと少なかった筈で、仮に半分の 1,100 名くらいだとすると、もちろん単純計算で1年間に1人の教員が1本の論文を書くと、図書館のリソースを全て使い切ることになる。

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