Scribble at 2026-08-16 09:57:19 Last modified: 2026-08-16 11:30:48
AI音楽生成サービス「Suno」を運営する米Sunoは2026年8月6日(現地時間)、AI生成楽曲の識別や模倣防止などを強化する新たな安全・透明性施策を発表した。あわせてコミュニティガイドラインを更新し、既存楽曲の再現や、許可なく実在人物の声などを利用する行為を禁止すると改めて明確化した。
画像にしろ曲にしろ、昨今は CGM サイトに大量のスパムやゴミが投稿されていて、そういうことをやってる連中に限って「クリエイター」だの「絵師」だの「アーティスト」だのと御託を並べている始末だ。もちろん、それらが作品であるかどうかの線引きは実際には難しい。プロのアーティストでも全ての楽器や全ての音源を自前で制作したりレコーディングしているわけではないので、たとえばシンセサイザーやミキサーを使っている人々も、最初は白眼視されていたわけである。TM Network や YMO ですら音楽家(アーティスト)ではないと言われていた時期もあったのだ。そもそも、自分の手で演奏していないなんて厳しい条件をつけてしまえば、世界中の指揮者は(やれと言われれば何かの楽器は演奏できるだろうが、少なくとも指揮者として振舞っているときは楽器を手にしていないという理由で)全員がアーティスト失格であろう。しかるに、芸術としてはともかく、音楽産業において生成 AI を一種の楽器や音源として許容するかどうかが、各社なり各人にとって(アーティスト自身だけではなく、聴く我々にとっても)問われているのだろう。もちろん、僕は生成 AI を音源なりデバイスなり DTM ツールとして認めるべきだと思うので、その成果物の扱いという従来の著作権法の枠内で論じるべき事案であろうと思う。画像生成 AI の投稿サイトでも、実在する人物のディープ・フェイクに相当するような画像は ban されるのが当たり前になってきているのと同じく、曲や歌の公表についても投稿サイトや SNS が率先して一定のポリシーを採用すれば、個人として公表することが最低でも「未公認」や「非正規」というアングラ扱いとなり、心理的にも不誠実なり不道徳なこととして認められるようになれば、「AI アーティスト」を名乗るような手合いも少なくなるはずである。要するに、アニメ・キャラの凌辱漫画をお台場のイベントで販売してるような振る舞いを「文化」と称するような変態オタクと同じあつかいになるわけだ。他方で、プロ用のツールとしては、音楽作品の制作プロセスにおいて一部の機能を担うコンポーネントとして実装され、そしてシンセサイザーのようにコモディティ化してしまえば、産業用として生成 AI を利用することには特段の問題がなくなるかもしれない。
ともあれ、9月になると既に作ってある曲も含めて、SUNO の無料ユーザは曲のダウンロードが「生涯で7曲まで」と制限されてしまうため、僕のように既存の曲が2,000曲を超えているようなユーザにとっては、これから最低でも "Liked" のフラグを付けた曲だけでもダウンロードしておきたい(最近の SUNO AI のライブラリって UI が無限スクロールになってて、何かの条件で "Showing one page of 20 songs" になるから困るのだが、20曲ごとの表示になったときに数えた限りでは16ページぶん、つまり合計で320曲ほどが "Liked" の扱いになっていた)。
[追記:2026-08-16] SUNO AI の Library で、楽曲のチェックボックスが Shift + Click の複数選択に対応していたので、約200曲ずつダウンロードと remove を繰り返して、Liked とそれ以外の楽曲を全てダウンロードできた(概算で2,400曲ていど)。正直、音楽生成 AI としては SUNO AI ではなく Ace-STEP でローカル運用を期待しているので、いまのところ新しい曲を作る意欲も用途もないから、いったんこれで SUNO AI の利用は止めて置くこととしたい。