Scribble at 2026-08-12 21:16:29 Last modified: unmodified

添付画像

なかなか Gemini が上手い絵を描いてくれないのだが、話は簡単だ。歯ブラシには色々な種類があって、大手の薬局や量販店やホーム・センターに行けば、最低でも数十本の商品が並んでいることをご存じだろう。でも、歯科医が昔から推奨している「バス法」という磨き方をするなら、歯ブラシのヘッド部分は小さいものでよく、大きいものを使っても殆ど意味がないのである。なので、タイパという理由からヘッドの大きいものを選んで、一度に広範囲を磨こうという算段なり狙いは分からなくもないが、歯や歯茎の形を考えたら無駄であることが分かるだろう。

バス法というのは、歯の毛先を歯と歯茎の隙間に軽く入れて小刻みに磨く方法だ。強く握って磨くと血が出るし、歯茎を傷めたりするので、歯ブラシの柄の端を鉛筆のように持って磨くのがお勧めである。ちなみに、この名称は提唱者である Charles Cassidy Bass という感染症医学の研究者だった人物の名前から来ている。歯周病の予防に最適で、彼自身も100歳で亡くなるまで歯を維持したという。歯茎の隙間に毛先を入れるにあたって、歯の形状を見れば分かる通り曲がっている。よって、長い歯ブラシを使っても両端が歯茎の隙間には入らないのだ。だからといって、2本ぶんの歯茎に当たるほど長い歯ブラシを使っても、2本ぶんの毛先が当たっていない箇所を歯ブラシの両端で磨こうとすれば、結局は歯が短かろうと長かろうと1本ずつ斜めに毛先を当てなおす他はない。効率から言っても、短い歯ブラシで磨くのと殆ど手間は変わらないのだ。

それから、毛の硬さも柔らかい方が良い。硬い毛を好む人は、歯の表面に付いた煙草の脂などを削り取るようなつもりで使うのかもしれないが、昨今は煙草を吸う人が極端に少ないし、そもそも歯磨きは歯の表面に付いた汚れを削り取ることが主目的ではない。また、先に述べたとおり、硬い毛先で磨くと歯茎を傷める恐れがある。それから、長く使っていると毛先が外側へ曲がってくるのを気にする人がいると思うのだが、それはそもそも歯ブラシを長く使い過ぎている。歯ブラシは、歯科医の意見では毎月のように交換するのが望ましい。水洗いだけでは歯ブラシに細菌が残ってしまっていて、逆に歯を磨くと細菌を口に取り込むリスクがあるからだ。これは、点眼薬を1ヵ月で交換する理由と同じである。もっとも、そこまで神経質になるべきかどうかは一概に言えないので、僕は3ヵ月くらいは使っているけれど、バス法で軽く磨いていれば、そう簡単に毛先が歪んできたりはしないものだ。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る